こんにちは、tomatoです🍅
真っ白なページを前に、言葉が一行も浮かんでこない…。 メロディーはあるのに、伝えたい気持ちもあるはずなのに、どうしても、歌詞にならない。
そんな、息苦しい「作詞スランプ」、経験したことはありませんか? まるで、自分の才能が突然、枯れてしまったかのように感じて、焦ったり、落ち込んだり…。 本当に、つらい時間ですよね。
tomatoも、何回も経験があります。
でも、大丈夫。 スランプは、永遠には続きません。 それは、あなたの脳が「いつものやり方じゃ、もう限界だよ!新しい刺激が欲しい!」と、サインを送っているだけなんです。
今日は、私が試行錯誤して学んできた、苦しいスランプから抜け出すための具体的な5つの方法をご紹介しますね!
対処法1:環境を変えてみる
「書けない」時って、たいてい心も体も、いる場所も、いつも同じになっていることが多いものです。同じリズムの毎日で刺激もなく、机に向かっていて見える景色は真っ白いノートだけ…。これでは言葉が浮かばないのも仕方ないかもしれません。
こんな時、 一番手っ取り早いのは、物理的に、環境を変えることです。
- いつもの机から離れてみる: カフェに行く、公園のベンチに行く、図書館に行く…。場所を変えるだけで、見える景色も、聞こえる音も変わり、気分を切り替えることができます。
- インプットを変えてみる: いつも聴いている音楽とは、全く違うジャンルの曲を聴いてみる。詩集を読んでみる。映画を観てみる。美術館に行ってみる。できればいつもとは違うやり方で誰かの作品に触れると、大きな刺激を得られて歌詞が浮かんでくることがあります。
作詞で言葉が浮かんでくる時の共通点を考えてみると「リラックスしているとき」。
だから、環境を変える時には、「歌詞が浮かばない」ということへの焦りを完全に忘れて、まずは外に出て深呼吸してみましょう。
それから脳に新しい刺激を与えてみてくださいね!
対処法2:ハードルを極限まで下げる
スランプの時、私たちを一番苦しめるのは、「ちゃんと書かなきゃ」「良いものを書かなきゃ」という「完璧主義」な性格だったりしますよね。 そのプレッシャーが、筆を、さらに重くすることも多いはず。
だから、一旦、ハードルを極限まで下げてみましょう。完璧じゃなくてOKです。まずは1行だけ書いてみましょう。
- 「5分だけタイマー」をセットする: 5分だけと決めて、テーマは何でもいい(例えば「今日の天気」とか)、思いつくままに、言葉を書き殴ってみる。文章になってなくても、単語だけでもOK。「良い / 悪い」の判断は、絶対にしない。
- 目標を「一行だけ書く」にする: 「一曲完成させる」とは考えない。「今日、一行だけ、何か言葉を書けたら、それで100点満点!」と、自分を許してあげる。
これは、「書くための筋トレ」。リハビリだと思って、とにかく「書く」という行為に、もう一度、慣れることから始めてみましょう。
完璧主義でスランプに陥っている人には、地味なようでかなり効果がある方法です。
対処法3:作詞のテーマを絞って書く
「何でも書いていいよ」と言われると、逆に、何を書けばいいか分からなくなることってありますよね。 そんな時は、あえて「テーマを絞って作詞する方法」を試してみてください。
- 「お題」を決めてみる: 作詞のテーマを一つ具体的に絞って、そのテーマについて歌詞を書いてみてください。ちなみに、言葉LABOのLINE登録で「作詞テーマ150選」を配布しているので、ぜひ活用してみてくださいね。
- 身近な人に向けて手紙のように歌詞を書く: 作詞を特定の誰かに向けて手紙のように書いてみるのも一つの方法です。実際に付き合いがある相手なら、すでに想いや背景があるので、言葉も浮かびやすいでしょう。
制限があるからこそ、脳は、普段使わない回路を動かし始めて、意外なアイデアが生まれることがあります。
対処法4:好きな歌詞を分析してみる
「どうしても、自分の言葉が出てこない…」 そんな時は、憧れのアーティストの歌詞を分析してみる方法も効果的です。
- 好きな曲の歌詞を、書き写してみる: ただ読むだけじゃなく、一文字ずつ、丁寧に書き写す。すると、「ここの言葉選び、すごいな」「こんな構成になってたんだ」と、たくさんの発見がありますよ。
- その曲の「構成」だけを真似て、自分のテーマで書いてみる: 例えば、「Aメロは情景描写、Bメロは回想、サビは問いかけ」という構成だけを借りてきて、全く違う自分のテーマで歌詞を当てはめてみる。
実際に「こんな歌詞が書きたい」と思うアーティストの歌詞を書いてみることで、聴くだけでは気がつかなった感覚に気がつきます。また、構成を真似する方法は、言葉自体がオリジナルであればモノマネではありません。たくさんのインスピレーションをもらって、スランプを乗り越えてくださいね!
対処法5:思い切って「休む」 〜 脳にも、休息が必要
色々試しても、どうしてもダメな時。 それは、あなたの脳が、本当に疲れているサインかもしれません。
そんな時は、罪悪感を持たずに、思い切って「作詞から離れる」勇気も、すごく大事です。
- 散歩する、お風呂にゆっくり入る、寝る。
- 友達と、全く関係ない話で大笑いする。
- 美味しいものを食べる。
作詞のことを、完全に忘れてリラックスしている時に、ふっと、最高のフレーズが降りてくることは、本当によくあります。脳が、無意識下で情報を整理してくれているのかもしれません。
休むことも、立派な「創作活動」の一部。次に生まれる歌詞のためにも、前向きにゆっくり休みましょう!
スランプは、成長のチャンス
作詞スランプは、苦しいけれど、決して悪いことばかりではありません。 それは、あなたが今の自分を超えて、新しい表現を見つけようとしている、成長の証でもあるからです。
今日後紹介した5つの方法の中から、ピンときたものを一つだけでも試してみてください。 焦らず、ゆっくり、あなたのペースで大丈夫です。
今は、少しだけ、流れを変える時なだけ。 応援しています!


